その後、
マックス・ウェーバー、
カッシーラーらの方法論に影響を与えるなかで、自然科学に対する諸学の総称として従来の
精神科学の代わりに用いられるようになった。たとえば、ウェーバーにとって、「何らかの具体的現象を、その十全な現実性において漏れなく因果的に遡及することは、実際上、不可能なだけではなく、まったく無意味」であるから、文化科学は「個々の場合に、ある出来事の『本質的』な構成部分が帰属されるべき原因だけを掴み出す」ものであり、つまりは、法則を探求することでなく具体的な因果連関(個性的な
布置連関)を求めることなのである(『社会科学方法論』88〜90頁)。